奥州・金ケ崎

リズム乗って行進楽しく 木戸口さん(クラリネット)ら演奏 衣川小【奥州】

木戸口さん(左)の演奏でマーチングを体験する衣川小の児童

 奥州市の前沢ふれあいセンターと北上市文化交流センターさくらホールによる「いわての演奏家とつくる音楽会」は14日、奥州市立衣川小学校(小野寺明子校長、児童80人)で開かれた。クラリネット奏者木戸口夏海さん、ピアニスト那須川明子さん(ともに北上市出身)の訪問コンサートを通し、全校児童が音楽の魅力に触れた。

 同音楽会はアーティストと共に地域や学校などに出向き、本物の舞台芸術を届ける毎年度の事業。前沢ふれあいセンターでは今回が2022年度最初となった。

 児童は高学年と低学年に分かれ、授業としてクラリネット中心の演奏会に聴き入った。木戸口さんは演奏を通して楽器の持ち味を紹介。幅広い音量と音域、音色といった特徴が生きる「ラプソディー・イン・ブルー」「星めぐりの歌」など4曲を披露した。このうち「クラリネットポルカ」では、子供たちがマーチングを体験。演奏に合わせ、簡単な振り付けで輪となって行進した。

 最後に木戸口さんは「皆さんの反応が見えて楽しい演奏だった。体験や演奏を忘れず、得意な人も苦手な人も音楽を新しい友達として明日からの学校生活を楽しんでほしい」と呼び掛けた。奥山快音君(3年)は「クラリネットはリコーダーと似ているがとても音が大きい。新しく知ったことがいろいろあった」と話していた。

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