花巻

世界経験糧に成長誓う 藤原選手(花巻中出身)出場報告 女子ジュニアハンド選手権

花巻クラブジュニアの後輩たちから祝福を受け笑顔を見せる藤原選手(中央)

 スロベニアで開催された第23回女子ジュニア世界ハンドボール選手権(6月22日~7月3日)に出場した花巻中学校出身で筑波大2年の藤原ひなた選手(20)の報告会は15日夜、花巻市内で行われた。藤原選手が競技関係者らに大会での成績を報告するとともに、さらなる成長を誓った。

 藤原選手は身長174センチで、ポジションはレフトバック。父親の影響で小学5年からハンドボールを始め、花巻クラブジュニアに所属した。不来方高に進学し、1年時には全国高校総合体育大会、第42回全国高校ハンドボール選抜大会で3位に入った。

 同選手権は、32チームがエントリー。藤原選手は7試合に出場し、チームの9位入りに貢献した。

 同市の花巻北高で行われた報告会で、贈呈式には市ハンドボール協会(中島昭博会長)の関係者や花巻クラブジュニアの選手ら約30人が出席。中島会長が「藤原さんは日本トップレベルの選手。藤原さんのような先輩がいることを誇りに思って、皆さんも頑張ってほしい」とあいさつし、花巻クラブジュニアの選手らから藤原選手へ花束と激励金が贈られた。

 藤原選手は「本場ヨーロッパのプレーを肌で感じることができた。参考になることが多かった」と同選手権を振り返った。後輩たちには「勝つことも大切だが、ハンドボールを楽しむことを忘れないでほしい」と呼び掛けた。

 花巻クラブジュニア女子主将の田中姫和さん(桜台小学校6年)は「自分もひなた選手みたいに苦しいことがあってもハンドボールを楽しみ、日本代表になれるまで続けていきたい」と目を輝かせていた。 

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