北上・西和賀

流山市訪問へ決意表明 中学生結団式 姉妹都市提携後初の交流事業【北上】

流山市との交流事業結団式で決意表明する北上市内の中学生たち。左は平野教育長

 北上市は2022年度、姉妹都市提携を締結している千葉県流山市と中学生交流事業を行う。提携後初の取り組みで、北上市内からは中学校9校の2年生20人が参加。両市の中学生が互いに訪問し合い、友好関係を深める。

 北上市役所で19日行われた結団式には、各校から推薦を受けた20人全員と市教委関係者らが出席。平野憲教育長は「非常に貴重な体験になると思う。来月には流山市の中学生が訪れるので温かい気持ちで迎え入れ、充実した有意義な交流にしてほしい」と語り、髙橋敏彦北上市長も「流山市は最近人口が増え、かつて舟運の要衝だった共通点がある。流山市を知って友達をつくりつつ、北上のこともいろいろ学んで伝えてほしい」と激励した。

 グループごとに決意表明し、生徒を代表し北崎真海さん(上野)が「北上市の中学生代表を自覚し、互いの文化やリーダー性を学びたい。学んだことを北上市全体に発信し、北上市をより良くできるよう発信していく」と抱負を語った。

 8月4~6日に流山市の中学生が北上入り。沿岸部の東日本大震災被災地、世界遺産登録された「平泉の文化遺産」も見学する。10月28~30日には北上市の生徒たちが流山市を訪問し、同市民まつりに参加する。今後、3年おきに交流事業をしていくという。

 北上市は1985年に流山市民まつりで北上産リンゴ、サトイモを展示販売し、流山市の中学生も北上市口内町のリンゴ農家で摘果体験し地元中学生と交流したのが始まり。その後も交流は続き、2020年1月に姉妹都市提携した。

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