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過去最多975人感染 新型コロナ 県内「第7波」顕著【岩手】

 県と盛岡市は21日、新たに10歳未満~90歳以上の男女975人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規患者数としては、13日公表分の597人を大幅に上回り過去最多を更新。重症者はいない。県は全国的な感染拡大などを背景に、県内も「第7波」に入ったとして、基本的な感染対策の徹底を継続するよう注意喚起。22日に新型コロナ対策本部員会議を開き、今後の対応について協議する。

 保健所ごとの内訳は盛岡市300人、中部209人、県央141人、奥州102人、一関80人、久慈48人、二戸36人、宮古30人、釜石20人、大船渡9人。盛岡、県央、中部、宮古、二戸で過去最多を更新し、一関は過去最多と並んだ。

 クラスター(感染者集団)は新たに6件発生。盛岡市内では高齢者施設で計16人、別の高齢者施設で計10人、さらに別の高齢者施設で計8人が感染。県央保健所管内の教育・保育施設で計7人、奥州保健所管内では職場で計5人、学校で計9人がそれぞれ感染した。このほか、公表済み16件で新規患者が確認された。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数は県全体328・1人、盛岡市414・6人でともに過去最多を更新。自宅療養者も611人増の4883人で過去最多となった。

 病床使用率は34・0%。県によると、現時点で新型コロナ医療の逼迫(ひっぱく)状況にはないものの、圏域別では21日時点で胆江、両磐、久慈で50%を超えた。今後の感染状況によっては、救急医療など一般医療体制の負荷増大も懸念されることから、県は医療提供体制のさらなる強化に取り組む方針。

 県内の感染急拡大について、県は感染力が強いオミクロン株の新系統「BA.5」への置き換わりや、ワクチン接種者の免疫力低下、行動制限がない中で「第7波」の影響を受けたことなどを要因に挙げた。高齢者を含む全ての年齢層で感染が広がっているとして、野原勝県保健福祉部長は「本県はこれまでで最も感染リスクが高い状況にある。改めて小まめな手洗いや手指消毒、換気といった基本的な対策の徹底をしてほしい」と呼び掛けた。

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