奥州・金ケ崎

菊池さん親子入賞 桜良さん振袖頂点 真理子さん留袖で大臣賞 全日本着付大会【奥州】

外務大臣賞の真理子さんの着付け
優勝した桜良さんの着付け

 NPO法人日本礼美協会・日本和装学園の金ケ崎本校で学ぶ菊池桜良さん(県立水沢商業高校3年)=奥州市水沢真城字垣ノ内=は、24日に神戸市で開かれた第50回全日本きもの着付(きつけ)選手権大会の振袖(ふりそで)の部に初出場し、優勝した。母の真理子さん(46)もかつて振袖の部で優勝したことがあり、今回真理子さんは留袖(とめそで)の部で上位入賞。同大会での親子の活躍は全国的にも珍しいといい、2人は受賞を喜び合っている。

 大会は同法人が主催し、全3部門のうち振袖には7人、留袖には50人がエントリー。ともに予選は8分、決勝は6分の制限時間で、技術や所作、着物、帯、髪型、化粧などの調和を総合的に競った。

 桜良さんは着付けを専門で学んだことはなかったが、2歳から日本舞踊に取り組み、高校では弓道を始めるなど、伝統的な所作が身に着いていたことに金ケ崎本校が着目。3月から練習を始め、学園長推薦枠で全国大会に出場した。

 振袖では、第32回大会で真理子さんが優勝している。本番で桜良さんは、祖母鎌田とも子さんが和裁で仕立て、真理子さんが優勝時にも着付けした着物で挑戦。「周りの着付けが早く焦ったが、途中から自分のペースを取り戻した。自分がきれいだと思うしぐさや仕上がりが認められた」と大会を振り返った。

 幼い頃から同部門優勝の副賞のティアラを見て育ち、親子優勝は密かな目標だったという桜良さん。「ただの優勝ではない」と成果を喜ぶ。「和服はドレスのように立体的な見た目でなくとも、刺しゅうなどまた違った良さがあり雰囲気も好き」と愛着を語り、「いつか目隠し着付け部門にも出てみたい。まずは成人式の着物を自分で着るところから始める」と目標を掲げた。

 真理子さんは金ケ崎町で6月に開かれた予選の東奥羽大会を突破し、全国大会に進出。今回は優勝、海外からの特別賞に次ぐ外務大臣賞を受けた。これまでも入賞は多いが、桜良さんとの出場は初めてで「娘が最高の賞に入りこの上ない喜び。自分で目標を設定して頑張ってくれた」と話し、特別な大会になった様子。「自分も集中できて良い賞を取れた。このまま一緒に続けていきたい」と笑顔を見せた。

 金ケ崎本校(同町西根鑓水)で指導する東奥羽地区総合学園長の小原優子さん(69)も感無量。「40年近く講師をしているが親子参加は珍しく、金ケ崎では初めて。親が良いと思ったものを子供が続けてくれる、これほどありがたいことはない」と目を細めた。

▲全日本きもの着付選手権大会で活躍した菊池さん親子。桜良さん(左)は振袖で優勝し、真理子さんは留袖で外務大臣賞を受けた

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