疫病退散、平和祈り鬼剣舞 勇壮に 岩崎・虹色フェスタ【北上】
第10回虹色フェスタ2022(実行委主催)は7月30日、北上市和賀町岩崎のいわさき小学校体育館で開かれ、地域に伝わる鬼剣舞など疫病退散や平和を祈る演目が繰り広げられた。
岩崎地区7行政区青年会(虹色の会“絆”)が主体となり、地域の活性化と発展を願う行事で3年ぶりの開催。煤孫ひな子剣舞やチキンレース、フラダンス体験など多彩な企画が催され、来場者でにぎわった。
開会セレモニーでは、開園100周年を迎えた展勝地に思いを寄せて虹色の会が「百年桜」を踊ったほか、「福は内、鬼も内」の掛け声が特徴的な福豆鬼節分会(え)の再現、里小屋子供たちによる「なんまいだんぶつ」、大型紙芝居「岩崎鬼剣舞 和田房吉物語」などが行われた。第22回全国中学校総合文化祭に出場する和賀東中学校特設鬼剣舞部による「全国大会出場記念披露」もあり、勇壮な舞に盛んな拍手が送られた。
実行委の小原和弘委員長は「家にこもっていても何も解決しない。コロナだからこそ、みんなが力を合わせて取り組んでいきたい」と思いを語った。