県内外

一戸の男性1人不明 県北中心、被害拡大 大雨

 2日夜から3日にかけて県内に降った大雨の被害が拡大している。県の4日現在のまとめによると、一戸町で70代男性1人が行方不明となっているほか、県北を中心に床上、床下浸水被害が多く出ている。道路の通行止めや列車の乱れなども続いた。

 二戸署によると、一戸町の男性は3日夕、自宅周辺の被害を確認するため外出した。4日午後5時になっても発見されておらず、同署などは自宅近くの増水した川に流された可能性が高いとみて捜索を続ける。

 県の4日午後3時現在のまとめによると、一戸町や岩手町など6市町では住家37棟で床上、床下の浸水被害が確認され、非住家4件でも床下浸水や土砂流入の被害があった。県北を中心に最大80世帯162人が避難した。

 ライフライン関係では、葛巻町で最大約1800戸、野田村で同約1300戸、久慈市で同約700戸などが停電したが、全て復旧した。

 交通関係では県北、沿岸の国道や県道を中心に一時全面通行止めなどの措置が取られたが、ほぼ解除された。JRは山田、八戸、花輪各線で運転見合わせなどを行った。

 

福井に線状降水帯 新潟など一時特別警報

 前線が停滞した影響で、新潟県北部と山形県南部では3日から4日にかけて記録的な大雨となった。4日午前からは石川県や福井県でも大雨になり、福井県には発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生したとの情報が発表された。

 気象庁は3日夜以降、山形県米沢市などや新潟県村上市などに大雨特別警報を相次いで発表。4日昼前までに順次警報に切り替えた。前線は徐々に南下し、近畿や東海、関東甲信でも5日にかけて大雨が予想される。同庁はこれまでに大雨が降った地域を含めて、土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒を呼び掛けた。

 一戸町のほか、山形県飯豊町でも1人が行方不明となった。新潟県村上市では2人が重軽傷を負った。

 総務省消防庁によると、4日午後3時半時点で、東北と北陸の6県で、少なくとも計約54万人に対して緊急安全確保や避難指示が出された。

 国土交通省などは、4日午前4時10分に山形県長井市の最上川上流で越水による氾濫が発生したと発表。午後2時半には、石川県小松市の梯川でも氾濫が起き、県によると家屋が浸水するなどした。

 4日の1時間雨量は新潟県関川村で午前2時すぎまでに149・0ミリ、石川県白山市で午前5時15分までに108・0ミリに上り、それぞれの地点の最多記録を更新した。関川村には午前6時20分までの24時間に560・0ミリと、この地点の平年の8月分雨量の2・7倍の雨が降った。

 5日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、北陸200ミリ、東海150ミリ、近畿120ミリ、関東甲信100ミリ。【時事】

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