奥州・金ケ崎

身ぶりで表現 楽しさ体感 前沢劇場演劇WS【奥州】

演劇WSで声を出さずに意図を伝え合う参加者

 奥州前沢劇場演劇ワークショップ(WS)は7日、奥州市の前沢ふれあいセンターで開かれた。中止された「奥州前沢小劇場」の代替事業で、参加者が演劇表現の面白さに触れた。

 演劇を通した人・地域づくりに取り組む同劇場実行委員会が主催し、岩手日日新聞社などが後援。地元で短編の演劇を上演する第4回の「小劇場」が参加人数などの問題で実施できなかったことを受け、人材育成や新人発掘の面でテーマが近いWSを企画した。

 同日は、同市や近隣市町の小学生から60代までの15人が参加。前沢劇場の参加者のほか、初めて事業に参加する人も見られた。講師は、演出を務めるなど前沢劇場と関わりの深い劇団黒猫舎の菅原るみ子代表が務めた。

 参加者は身体や声を使った表現に取り組み、演技の根幹を体験。即興劇にもチャレンジした。割り当てられたお題に沿って相手を探すなど、声を発さずに意図を伝え合うプログラムに割いた時間も多く、参加者は互いの身ぶりに目を配って考えを巡らせ、表現の個性や多様さを体感した。

 演劇に触れるのは初めてという髙橋響生さん(前沢高校2年)は「新鮮で楽しい。人それぞれ感じ方や伝え方が違って面白い」と話していた。

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