北上・西和賀

古里で大人の誓い 21、22年度 西和賀町二十歳のつどい

写真撮影などをして語らう2022年度二十歳のつどいの対象者ら
談笑する2021年度の対象者ら

 西和賀町二十歳のつどい(町主催)は14日、同町上野々の町文化創造館銀河ホールで行われた。2021年度、22年度を午前と午後に分けて実施し、会場には同級生と再会した喜びや懐かしさがあふれた。

 22年度に21歳を迎える町出身者、町内在住者を対象とした式典には、43人中32人の対象者や来賓、保護者ら計約70人が出席した。

 対象者一人ひとりの名前が呼ばれた後、内記和彦町長が「西和賀町に誇りと愛着を持ち、古里とつながり、町に関心を寄せていただきたい。これからの日本や地域を担う若い力に大きな期待を寄せている。それぞれが有している力を西和賀の振興のために発揮してほしい」と式辞を述べた。

 来賓祝辞に続き、対象者を代表して同町川尻の豊村真呼さん(21)=湯田中出身=が「西和賀町に貢献できればという思いで、地元で勤務できる職場に就職した。町の一員として地域の活動に参加し、町の魅力を自ら見つけて発信していきたい。自分の行動、言動の一つ一つに自覚と責任を持つことが求められる。関わった人への感謝を忘れず自分たちらしく生きていく」と誓いの言葉を述べた。

 一方、昨夏から延期された21年度の式典は対象者52人のうち24人が出席し、東北学院大4年の羽柴歩夢さん(21)=湯田中出身=と北海道教育大4年の新田真央さん(21)=沢内中出身=が誓いの言葉を述べた。

 羽柴さんは「親からもらった名前の通り、夢に向かって一歩一歩、歩んでいきたい。大人としての自覚、自分の行動への責任を持ち、社会の一員として前向きに歩んでいく」と決意。新田さんは1年越しの開催について「延期になった時は成人を実感する機会がなくなると思ったが、こうしてみんなで集まることができてうれしい。社会に出る自覚を改めて持つことができた」と話していた。

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