踊りやスコップ三味線楽しむ 水沢・下中野いきいきサロン【奥州】
奥州市水沢真城の下中野いきいきサロンは2日、地元の下中野集会所で開かれ、参加者がスコップ三味線の演奏や地区内のボランティアグループによる踊りを楽しんだ。歌って笑った後は、特製の弁当とすまし汁を食べながらひな祭りの気分を味わい、親睦を深めた。
同サロンは、行政区や民生委員・児童委員、ご近所スタッフなどでつくる下中野セーフティネット会議(会長・菅原亮一行政区長)が主催。下中野行政区では毎週木曜日に「いきいき百歳体操」に取り組んでいる。
同日は百歳体操の後、ボランティアコーディネーター千葉信さん(70)=同市水沢姉体町=が登場し、スコップ三味線で定番曲「千恵っ子よされ」をはじめ、「お米ありがとう音頭」「大丈夫」などを演奏。参加者26人は手拍子を打ったり、一緒に歌ったりして楽しんだ。
曲の合間には、東日本大震災の被災地を回ったボランティア活動の様子や健康で暮らすためのヒントを紹介。「いつまでも若くいるために、『歌いましょう』『笑いましょう』『拍手しましょう』を心掛けて楽しく暮らしてね」などと呼び掛けた。
菅原会長は「下中野は昔から中の良い活発な集落。とはいえ、コロナ禍でしばらくサロンで大声で笑うことはなかった。会食も3年ぶりに盛大にできた。参加者が大いに喜ぶ姿を見て開催して良かったと感じている」と話していた。