全国高校女子選抜野球 花巻東 準優勝 神戸弘陵(兵庫)に0―6
第24回全国高校女子硬式野球選抜大会は2日、東京ドームで決勝が行われ、花巻東は神戸弘陵(兵庫)に0―6で敗れ、初の日本一はならなかった。
大会は全国45チームが出場して3月23日に開幕。花巻東は2回戦で京都外大西(京都)、3回戦で啓明学館(愛知)、準々決勝で折尾愛真(福岡)を下すと、準決勝では履正社(大阪)に延長十回タイブレークの末2―1でサヨナラ勝ちし、決勝進出を果たした。決勝の相手となる神戸弘陵は、2022年8月の全国ユース大会決勝で敗れており、花巻東は雪辱を期して臨んだ。
花巻東はエース関口瑞生(3年)が先発。一回に先頭打者にいきなり三塁打を浴び、次打者の内野ゴロで先制を許した。その後は多彩な変化球で粘りの投球を見せていたが、五回に死球から2点を奪われた。継投した菅澤陽向(2年)も相手打線の勢いを止められず、六回に追加点を許した。
打線は相手投手を打ちあぐねて四回まで一人も走者を出せず、五回に4番仙道結衣(3年)が死球で初めて出塁したが、得点にはつながらなかった。七回1死から和久本結華(3年)がチーム初安打を放つと、代打宮崎花梨(3年)も安打でつないで2死一、二塁としたが、後続が断たれて万事休した。初の日本一はならなかったが、ユース大会に続く全国準優勝に、選手たちは胸を張った。
スタンドには男子硬式野球部と男子サッカー部、女子バスケットボール部などが応援に駆け付け、日本一を目指す選手たちに声援を送った。