花巻

クマの対処法知って 新入学児に手帳寄贈 企業防犯協、市猟友会【花巻】

佐藤教育長(左)に「クマさんとの共存を考える手帳」を手渡す藤沼会長

 子どもたちのクマ被害を防ごうと、花巻地区企業防犯連絡協議会と花巻市猟友会は、市内16小学校の新入学児童652人に「クマさんとの共存を考える手帳」を寄贈した。

 両団体の会長を務める藤沼弘文会長らが17日、市役所石鳥谷総合支所を訪問。市教委の佐藤勝教育長に手帳700部を手渡し、活用を呼び掛けた。

 手帳は、「クマさんと遭わないために」「クマと出会ったら」「クマが近づくしぐさを見せたら」「もし攻撃されてしまったら」の章立てで対処法を説明。猟友会の活動も紹介している。

 藤沼会長は、クマの学校近隣での出没には近くに茂みがあるケースが多いことからPTAなどの協力を得て草刈りを求めるとともに、子どもたちには「クマは臆病な動物。怖がらず、共存するために手帳に書いていることに取り組んでほしい」と話す。

 佐藤教育長は「被害に遭わないために、クマの生態を知るのに良い資料を毎年頂いている。活用して安全を呼び掛けたい」と感謝した。

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