大谷選手にエール 現地で掲示へ寄せ書き募る【奥州】
奥州市出身で米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(28)=花巻東高出=を米国で応援するため、同市の「大谷翔平選手ふるさと応援団」(会長・倉成淳市長)は19日、JA岩手ふるさとと協働の取り組みとして市民に寄せ書きをしてもらうイベントを始めた。同JAが企画した大リーグ観戦ツアーが7月に行われることから、寄せ書きをエンゼルスの本拠地アナハイムスタジアム内に掲示し、大谷選手の活躍を後押しする。
同応援団構成団体の同JAは、7月14~18日の日程で、ロサンゼルスやサンディエゴなどを訪れる大リーグ観戦ツアーを実施する。14、15の両日夜には、アナハイムスタジアムでエンゼルス対アストロズ戦の2試合を観戦する。これに合わせて同応援団は、大谷選手を応援する手書きの寄せ書きを市民から募り、同スタジアムに持参して掲げる。
寄せ書きは、同市江刺総合支所と同JA産直来夢くん(同市水沢真城)で実施。市が横断幕などに使用されるターポリン生地(縦90センチ、横120センチ)2枚を準備した。
江刺総合支所には初日、市立江刺第一中学校野球部の3年生14人が訪れ、「WBC決勝戦ではトラウト選手との勝負が印象的だった」「奥州市の誇りなのでいつも応援しています」などと一人ずつ大谷選手へのメッセージを書き込んだ。阿部武琉主将(14)は「投打で誇れる活躍をしている。今年はワールドシリーズで優勝し、最優秀選手(MVP)も取ってもらいたい」とエールを送った。
寄せ書きコーナーは2カ所とも28日午後5時まで。寄せ書きはアナハイムスタジアムに掲示した後、同市に持ち帰って展示などに使用するという。
観戦ツアーは定員20人。同JA旅行センターで28日まで申し込みを受け付けている。