「行くべき盛岡」、岩手にようこそ JR花巻駅でおもてなし企画
盛岡市の米紙ニューヨーク(NY)タイムズ掲載を機に、県内の観光関係者は30日、JR花巻駅で大型連休で訪れた観光客をもてなすイベントを企画し、県内や同市の観光情報などをPRした=写真=。
県と花巻市、県観光協会、いわて観光キャンペーン推進協議会が主催。NYタイムズの「今年行くべき52カ所」に盛岡市が選ばれたことを受け、観光面の誘客効果を全県に波及させようと企画した。
JR花巻駅では今季の運行がラストシーズンの観光列車「SL銀河」の到着に合わせ、達増拓也知事、上田東一市長、県観光協会の谷村邦久理事長、JR盛岡支社の久保公人支社長らがホームで乗客を出迎えた。観光パンフレットと県産米「銀河のしずく」「金色(こんじき)の風」のサンプルを配ったほか、南部流成島鹿踊(ししおどり)による勇壮な舞で乗客をもてなした。
NYタイムズ掲載の効果について達増知事は観光客増加の一方で、訪れたことのない人にはまだまだ認知度は低いとし、「来たことがない人に発信し、同時に来てくれた人を歓迎してさらに盛岡・岩手のことが伝わっていくようにしたい。効果を盛岡だけにとどめるのではなく、県南、沿岸、県北へと広めていきたい」と話していた。
同様の催しは、JR盛岡駅でも行われた。