一関・平泉

花テーマに2人展 彩画堂 黒板アート、写真【一関】

一関彩画堂で開催中の2人展「ひかりに咲く花」。花を共通のテーマに有華さんが黒板アートを公開している

 一関市在住のアーティスト有華さん(34)と、茨城県つくば市在住のシンドウさん(34)による2人展「ひかりに咲く花」が、一関市地主町の一関彩画堂で開かれている。花を共通のテーマにした黒板アートと写真の作品が並び、作者それぞれの世界観が来場者を魅了している。8日まで。

 2人は学生時代からの友人で合同の作品展は初めて。有華さんは黒板アートと動画10点、シンドウさんは写真15点を出展した。

 有華さんの作品で目を引くのは縦約2メートル、横約0・9メートルの大型黒板にスイセン、ラナンキュラス、ガーベラを描いたシリーズ。真っすぐに咲く1本の花ながらも空間の広がりが感じられる。他に桜、ヒマワリ、アヤメを描いた作品もあり、有華さんは「対になっている桜の絵が気に入っている。“静かな絵”が描けた」と話している。

 シンドウさんは会社務めの傍ら5、6年前から趣味で写真に取り組んでおり、今回は地元の茨城を中心に青森、福島、栃木で撮影した作品を公開。咲き誇るネモフィラや、闇夜に浮かぶ月の下で深紅の花を広げるヒガンバナなどを捉えた美しい色彩の作品が見られる。

 撮影ではマナーを守ることを第一に心掛けているというシンドウさんは「四季折々の花を見てもらい、旅行に出掛けるきっかけになればうれしい」と語る。

 入場無料。開場時間は午前10時~午後6時(最終入場5時30分)。作者2人は8日の昼頃まで在廊予定。問い合わせは同店=0191(26)5097=へ。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年9月11日付
一関・平泉
2024年9月11日付
一関・平泉
2024年9月11日付
一関・平泉
2024年9月11日付