汗拭い田植え作業 きょう立夏【北上】
6日は二十四節気の一つ「立夏(りっか)」。暦の上では夏が始まる頃とされる。5日の県南地方は各地で夏日を記録する陽気となり、田植えや代かきにいそしむ農家の姿が見られた。
北上市下江釣子の柏山剛さん(58)は、同日から一家4人で今季の田植えをスタート。ひとめぼれを作付けする約1.5ヘクタールのうち、初日は「5割ほどを植える」と言い、午前中から半袖姿で田植え機に乗り込んだ。家族は慣れた手つきで育苗箱を補充し、青々とした苗が次々と水田に植えられた。
柏山さんは「いつも大型連休に合わせて5日に植え始めている。あす(6日)は天気の様子を見て、7日には終わらせたい。苗は例年になく出来がいいと思う」と話していた。
5日の最高気温は花巻で26.8度、北上で26.6度、奥州市江刺で28.2度(盛岡地方気象台調べ)といずれも今年最高を観測した。6日の県内は低気圧や前線の影響で、雨や曇りとなる見込み。