ツツジほころぶ日本庭園 水沢・古玉さん方 9月まで公開【奥州】
県南地方の園芸愛好家でつくる「オープンガーデンおうしゅう」の会に所属する古玉格さん(80)は、奥州市水沢羽田町字和田地内の自宅庭を公開している。代々手入れを続けてきた広さ約1650平方メートルの日本庭園。18日にもツツジが見頃を迎えそうだという。
古玉さんは2008年4月に同会が発足した当初から、コロナ禍の一時期を除き公開を続けてきた。「300年ほど前の6代目の頃に造った庭と伝わり、私は12代目です。次代に引き継がなければという使命感で、日々の手入れを欠かしません」と話す。
そんな古玉さんにとって、オープンガーデンに訪れた見学客らから感想を聞くのは、何よりも庭仕事の励みになっており、「公開を始める前よりも、まめに草刈りするようになった」と笑う。
急斜面を利用して目の前を覆うように植栽した白いツツジが満開になると、まるで滝のようだという。「今季は例年よりも1週間ほど開花が早く、18、19日ごろには咲きそろいそうだ。見頃を逃さないように来てほしい」と呼び掛けている。
古玉さん宅の庭は、9月30日まで自由に見学できる。公開時間は午前10時から午後4時まで。
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