秋田との往来再開 冬季通行止め解除 国道397号【奥州】
奥州市胆沢若柳と秋田県を結ぶ国道397号の平七沢―秋田県境間(延長16・3キロ)は19日正午、冬季通行止めが解除された。約半年ぶりに一般車両が通行できるようになった。
冬季通行止めは2022年11月7日に始まり、道路管理者の県南広域振興局土木部は4月上旬から除雪を進めてきた。昨冬は積雪が少なく、道路標識や防護柵などの設置作業と道路の安全点検などを経て、昨年より8日早い解除となった。
平七沢ゲートには開門時に車11台が列をつくった。一番乗りの同市水沢の男性は「時間がちょうど空いていたので秋田県境付近まで行ってみたい。釣りが好きなので楽しみたい」と友人を乗せて車を走らせた。同日は雨天だったこともあり通行車両は少なかった。
除雪により路面に雪はないが、路肩や山の斜面には残雪が見られる。同土木部では雪崩の発生する恐れがあるため、注意を払いながらの安全走行を呼び掛けている。