ミスさんさ踊りに5人 華やか祭り盛り上げへ 県内外派遣 観光PRも 盛岡
2023年のミスさんさ踊りコンテスト最終審査は20日、盛岡市内で行われ、本県を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」を華やかに盛り上げるミスさんさ踊り5人が決まった。
コンテストは、祭りの実行委員会が主催。今年は応募資格の年齢上限が2歳引き上げられ、同市とその近隣など県内を中心に18~28歳の女性48人から応募があった。
最終審査は、4年ぶりに一般公開で行われ、13日の1次審査を通過した11人が出場。あでやかな浴衣を身にまとい、盛岡さんさ踊りへの熱い思い、今後の活動に懸ける意気込みなどを語った。
審査の結果、いずれも大学生の菊池理子さん(22)、菅野那菜さん(21)、岡根瞳さん(19)と、団体職員の星菜々さん(25)、無職の照井友梨香さん(23)が選ばれた。
このうち、母がミスさんさ踊りだったという星さんは「長年の夢だったので、名前を呼ばれた時はうれしくて涙が出た」と笑顔。夏の祭り本番に向け「おもてなしの心を持って息をそろえた踊りを披露したい」と語っていた。
盛岡さんさ踊りは、22年に3年ぶりに開催された。今年は8月1~4日に市内中心部を会場に行われる予定で、実行委が準備を進めている。
5人は6月から2カ月間、さんさ踊りを練習し、46回目となる祭り本番に臨む。県内外や国外の派遣活動に参加し、同市や本県の観光PRにも取り組む。