北上・西和賀

まちづくり意見続々 5グループ発表 きたかみ未来創造会議

北上市幹部職員を前に、議論の成果を発表する「きたかみ未来創造会議」の委員

 公募の市民がまちづくりを語り合う北上市の2023年度「きたかみ未来創造会議」の意見発表会は2日夜、市役所で開かれ、委員が市民目線で斬新なアイデアを披露した。市は市民の意見を参考として施策を検討し、反映させていく。

 同会議は毎年度委員を公募し、今年度は高校生から70代までの24人が応募。7月に2回会合を持ち、「住み続けたい・戻ってきたい北上市」をテーマにワークショップ形式で若者から中高年者まで共に議論を重ねた。

 同日は、市総合計画(21~30年度)の「持続可能な10項目のプロジェクト」に沿って5グループが市幹部職員の前でアイデアを発表した。少子化対策では「街コンや出会いマッチング、セミナーもあるが心理的ハードルが高い」、学びの場確保については「各地区交流センターを自由開放して」「個室、1人でもできる場が必要」などの声があった。

 働く場については「時代に合わせサテライトオフィスが必要。工場だけでなく、本社機能や事務機能の一部を誘致し、活用していくべき」「個人事業主、中小企業をバックアップし街中で起業できないか」などの意見があったほか、「ミニマムな移動手段が必要。巡回型ワゴン車の運行を」「ボランティアに参加したらコミュニティー通貨(まちコイン)ゲット」「観光は今あるものを生かす。まずは市民にPRを」などの提言もあった。

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