一関・平泉

黄金メロンに太鼓判 平泉小5年生 あす販売へ準備

収穫した黄金メロンの販売体験に向け計量してサイズを確認する平泉小5年生

 平泉町特産の黄金メロンについて学んでいる平泉小学校(大森亘校長、児童258人)の児童は23日、町内の生産農家を訪れ、自分たちで定植や授粉作業を行ったメロンの収穫と販売に向けた準備を体験した。

 同校では5年生が地元産業に理解を深める学習の一環で黄金メロンの栽培から販売まで取り組んでおり、今年度は希望した12人が6月に栽培農家で組織する黄金メロン研究会の高橋正洋会長(64)=同町平泉字花立=方のビニールハウスで苗を定植。開花後の7月には授粉作業も行っていた。

 高橋さんから「メロンを下から持ち上げ、茎の付け根から切り離すように」と説明を受けた児童たちは、自身が植えた株の中から大きく育ったメロンを選び2玉ずつ収穫。販売に向けた準備作業では、メロンを傷付けないように手袋をした上でタオルを使った表面の玉拭きや、黄金メロンを証明するシール貼り、価格の基準となる重さを計る仕事などを分担して行った。

 今季の黄金メロンは夏の暑さもあり同研究会が「黄金」の名を冠する基準に定める糖度14度にいずれも達し、玉伸びもまずまずの仕上がり。千葉慶士君(11)は「収穫したメロンが重たくなっていたので、すごくうれしい。黄金メロンは学校給食にも出るけど甘くて大好き」と語った。

 販売準備を終えた黄金メロンは、25日午前10時30分から同校と県道を隔てた町営毛越寺駐車場敷地内のあずまやで、児童たちが体験販売。価格は1000円(Sサイズ)からを予定し、なくなり次第終了する。

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