仮想空間で販路開拓を 県が来月、食の商談会【岩手】
県は、9月19日にインターネット上の仮想空間「メタバース」を用いた食の商談会「『黄金の國(くに)、いわて。』のフードショーinメタバース」を初めて開催する。県内生産者と県内外のバイヤーが仮想空間で交流。県内生産者の販路開拓支援を目指す。
県内農林水産物の生産者15人程度が出展し、メタバースのブースで食材をPRする。バイヤーは県内外の食品加工メーカー、小売り、流通企業、外食産業などから約15人の参加を想定。商談用の個別ブースを用意する。新規就農希望者向けのブースも設置。県農業普及技術課の職員が農業を始めるに当たっての相談に応じるほか、セミナーも予定している。
県流通課の菅原伴和6次産業化推進担当課長は「メタバースは距離や移動時間、コストの問題がなく、全国に本県の食材の魅力を発信できる。多くの人に興味を持ってもらい、生産者の情報発信の一つのツールとしていきたい」と話す。
開催時間は午後2時~4時30分。メタバースに不安がある人などを対象として来月11~18日にプレオープン。会場や出展ブースを事前に確認し、操作に慣れてもらう。
当日はパソコンやスマートフォンなどから参加する。参加を希望するバイヤーや、新規就農に関心がある人を来月5日まで募集している。参加無料。問い合わせは運営会社のリプロネクスト=050(5319)5206=へ。