奥州・金ケ崎

金札米全国へ 関係者、今年産出発祝う JA江刺【奥州】

江刺金札米の発送を祝ってテープカットする小川組合長(右から4人目)ら関係者

 JA江刺のブランド米「江刺金札米」の2023年産出発式は6日、奥州市江刺岩谷堂の同JA中央精米センター前で行われ、新米が全国の消費者に向けて発送された。同JAの小川節男組合長は「猛暑という厳しい環境の下、安全・安心でおいしい金札米を生産してもらった。多くの消費者に味わってらえるよう販売に努力したい」と決意を語った。

 出発式にはJA、運送、行政などの関係者約40人が出席。小川組合長が人口減少や物価高騰などを背景に米の消費減少を懸念しながらも販売に向けた決意を込めてあいさつ。柏原一成奥州農業改良普及センター所長、及川和徳市農林部長ら来賓が祝辞を述べた。

 小川組合長、佐々木嘉春同JA稲作部会長、来賓らがテープカット、ドライバーへの花束贈呈を行い、万歳三唱で新米を積み込んだトラックを送り出した。同日はトラック2台で計25トンが愛知県など中京方面に発送された。

 同JAの今年産集荷目標は1万560トン。米穀課によると、5日現在で90%が収穫済みで、米検査は20%の進捗(しんちょく)状況ながら1等米比率は95%と高品質を維持している。

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