花巻

秋風に揺れる 花巻・東和「カズクリ」

ブドウの房のようについたいがが茶色に変化し、深まる秋を感じさせるカズクリ

 花巻市東和町内に自生する国指定天然記念物の「カズクリ」のいがが茶褐色に変わり、秋の深まりを感じさせている。

 カズクリは、実を包むいが殻がブドウの房のように長く伸びるのが特徴。同町石鳩岡にある全国唯一の自生地には大小11本の木があり、いが殻は成長するにつれブドウの房のような形になって緑色から徐々に茶色に変化する。

 14日の市内は高気圧に覆われて気持ちの良い秋晴れとなり、割れて実が顔を出したいがが風に揺れ、深まりつつある秋の風情を醸し出している。

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