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石割桜も冬支度 盛岡・造園業者が雪囲い

石割桜の幹にこもを巻く職人

 国の天然記念物・石割桜の雪囲い作業は1日、盛岡市内丸の盛岡地裁敷地内で行われた。雪が降る中、市内の造園業者によって幹にこもが巻かれるなどし、冬の装いとなった。

 石割桜は、樹齢360年以上と推定されるエドヒガン。雪囲いは冬の寒さをしのぎ、雪の重さによる枝折れなどを防ぐため、90年以上にわたり手入れを請け負う市内の豊香園が毎年行っている。

 同日は職人6人が約4・5メートルの幹回りにこもを二重に巻き付けたほか、高さ約15メートルの支柱から放射線状に縄を垂らし、枝を釣った。

 暖冬が予想され、今年は例年より1週間ほど遅い作業となった。同社の藤村尚樹社長(48)は「石割桜の生命力はすさまじいものがあるので、来年もまたきれいな花を咲かせてくれると信じている」と話していた。

 雪囲いは早ければ2024年3月上旬ごろに取り外される。

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