基本構想案まとまる 奥州市 来月5日まで意見公募 新医療セ
奥州市は、新医療センター基本構想案をまとめた。多様な疾患に対応する総合診療の視点で医療を施し、回復期を重視した多機能型のサービス提供を目指す。建設候補地として同市水沢中上野町の水沢公園陸上競技場を挙げ、2029年度の開所を計画。概算整備費用は現段階で59億~74億円と試算する。同市では24年1月5日までパブリックコメント(意見公募)を行った上で、来月中旬までに最終案をまとめる予定。同2月からは基本計画の策定に着手する。
基本理念は、治療だけでなく、予防や健康づくりなど地域全体の健康を支える拠点を目指して「いのちと健康を守り支える『地域の医療コミュニケーション拠点』をつくります」とした。
基本方針は14項目で構成。地域診療で必要とされる診療機能の充実や在宅復帰支援の強化、在宅医療・予防医療・小児医療の充実、救急医療の継続、感染症および地域包括ケアシステムの充実、災害対策の充実、療養環境の改善、持続可能な健全経営の実現、医療機能と連携したサービスの提供、分娩(ぶんべん)に対する不安解消策の充実を盛り込んだ。
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