奥州・金ケ崎

いわて瞬感 破魔矢作り 忙しく 奥州・水沢 駒形神社

初詣に向けて破魔矢を仕上げる巫女たち=奥州市・駒形神社

 年の瀬を迎え、県南地方の神社などでは初詣の参拝客を迎える準備が進んでいる。奥州市水沢中上野町の駒形神社(山下明宮司)では、巫女(みこ)たちが破魔矢作りに取り組み、「受け取った人たちが良い年になるように」と願いを込めて仕上げている。大小合わせ8000本を用意する。

 27日は、白い小袖に緋(ひ)ばかまという巫女の衣装を身に着けた高校生が「開運招福」や辰(たつ)年にちなむ竜の絵馬、鈴などが付いた破魔矢に袋をかぶせる作業を行った。

 憧れの巫女を初めて務める県立水沢高校2年の石川紅亜さん(17)は「巫女の衣装に袖を通して気が引き締まる。破魔矢などの縁起物を手にした人たちが良い年を過ごせれば」と願っていた。

 巫女奉仕に当たる女性は高校生から社会人までの約40人。来月15日まで、札や幣束(へいそく)のセット作りなどの準備、お守りや熊手を含む縁起物の販売などに交代で従事する。

 同神社では、30日に半年間の罪や汚れを払い清める師走の大祓(はらえ)式、来月1日には年男年女による福みかんまきを予定。三が日の参拝客は11万人を見込む。

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