長編小説2タイトル! 毎日「柩の狩人」、土曜「鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス」
岩手日日新聞では、人気作家2人による長編小説をお読みいただけます。7月から、大沢在昌さんの狩人シリーズ6作目「柩(ひつぎ)の狩人」の毎日連載が始まりました。昨年12月から毎週土曜日に掲載している伊東潤さんの「鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス」と併せてお楽しみください。電子新聞momottoならいつでも読み返すことができます。
大沢在昌さん・作 河野治彦さん・画
中年太りの切れ者刑事と女性探偵がタッグを組み、新宿で起きた老朽ビル崩落事故の死者の謎に迫るミステリーです。シリーズ過去作を未読でも楽しめる、独立した物語を展開します。
作者略歴 大沢在昌(おおさわ・ありまさ)1956年愛知県生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞してデビュー。91年「新宿鮫」で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年「無間人形 新宿鮫4」で直木賞、2014年「海と月の迷路」で吉川英治文学賞受賞、ほか受賞作多数。22年には紫綬褒章受章。近著に「晩秋行」「黒石 新宿鮫12」など。
伊東潤さん・作 前田なんとかさん・画
日本人は戦争で何を失い、何を得たのか。そして何を誇りにし、何を指針として、これからの国際社会を生きていこうとしているのか。「大和」建艦の物語を通して、日本とは何かを追求します。
作者略歴 伊東潤(いとう・じゅん)1960年神奈川県生まれ。早稲田大卒業。2013年「国を蹴った男」で第34回吉川英治文学新人賞、「義烈千秋 天狗(てんぐ)党西へ」で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、14年「巨鯨の海」で第4回山田風太郎賞および第1回高校生直木賞、「峠越え」で第20回中山義秀文学賞を受賞。近著に「天下大乱」などがある。