後味爽やか 実も良好 JA果樹部会・東和 「紅みのり」「江刺ロマン」 優良品種選定へ試食会【花巻】
リンゴの既存品種に代わる優良品種の選定に向け、JAいわて花巻果樹部会東和支局は23日、「紅みのり」と「江刺ロマン」の試食会を花巻市東和町上浮田の圃場(ほじょう)で開いた。いずれも高温でも着色しやすく軟化しにくい早生品種で、地球温暖化への対応品種として期待が高く、今後生産の拡大が可能かどうか関係機関と検討していく。
紅みのりは農研機構で「つがる」と「ガラ」を交雑して育成した品種。江刺ロマンは奥州市江刺の個人育種家が「シナノゴールド」と「紅ロマン」を交雑して育成した品種で、いずれも8月下旬から9月上旬に収穫期を迎える。
果重は紅みのりが281グラム、江刺ロマンが309グラムと豊満。糖度は紅みのりが13・8度、江刺ロマンは14度を超え、硬すぎない程よい食感が特徴だ。
同支局では中生種のつがるに代わる優良品種として有志が試作を進めており、2022年度から試食会を開き、意見交換を行ってきた。
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