一関・平泉

金色堂900年 統一デザイン のれん看板でおもてなし 平泉町内店舗・事業所

金色堂建立900年事業の一環で道の駅平泉に設置されたのれん看板

 平泉観光推進実行委員会(会長・青木幸保平泉町長)は2024年度、金色堂建立900年事業の一環で、町内の店舗などへ統一デザインののれん看板設置を進めている。同町では26年に中尊寺伽藍(がらん)落慶900年、28年には奥州藤原氏の初代清衡没後900年と今後2年置きに節目を迎える。店舗や事業所がデザインをそろえた看板を掲げることで、町を挙げて観光客に歓迎とおもてなしの気持ちを伝えていく。

 のれん看板は大きさが縦2メートル、横1メートル。濃紺に染めた布の中央部分に各店舗や事業所名が白抜きの筆文字で表記され、上部には金色堂のシルエットとハスの花、北上川や衣川、900年の長い道のりを3本の曲線で表現したロゴマークが配置される。

 商店や建設会社などから20件の申し込みがあり、19日には設置第1号となる同町平泉字伽羅楽の道の駅平泉で入り口への取り付け作業が行われた。

 「道の駅平泉」の文字の上に道の駅ロゴマーク、下には施設外観のシルエットを配したデザインで、同駅の佐々木正駅長は「観光客を迎えるのにふさわしい看板に仕上がった」と満足そうに語った。

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