北上・西和賀

秋の実りずっしり 児童が稲刈り 西和賀・沢内小

鎌を使って稲を刈る沢内小の児童

 西和賀町立沢内小学校(熊澤裕樹校長、児童56人)の稲刈り体験は25日、同町沢内字太田地内の水田で行われた。5年生12人が黄金色に実った稲を鎌とコンバインで刈り取り、出来秋に感謝した。

 同校では総合的な学習の時間を利用して毎年コメ作りについて学んでいる。地元の農事組合法人アースコネクトが所有する広さ約20アールの水田に、5月に「銀河のしずく」の苗を定植した。

 同日は児童のほか、保護者や同法人関係者ら約30人で作業。児童たちは手刈りの基礎を教わった後、鎌を使って手際よく稲穂を刈り取った。コンバインでの収穫も体験し、稲穂が次々と刈り取られていく様子を見ながら手刈りとの違いを実感していた。

 同校では12月に収穫祭を開催する予定。戸巻結真君は「思ったより稲が固くて切り取るのが難しかった。コンバインの運転席からの景色はきれいだった。新米を食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。

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