白馬に揺られ嫁入り 厳美むかさり行列 三浦さん夫妻 沿道祝福【一関】
一関市厳美町でかつて盛んだった嫁入り道中を再現する行事「厳美むかさり行列」は26日、厳美渓温泉いつくし園から厳美市民センターまでの行程で行われた。好天に恵まれ、同市出身・在住の花嫁花婿が家族や親戚らと共に和装で練り歩き、地域住民や観光客の祝福を受けた。
地元住民団体の厳し美しの里協議会と厳美市民センターが主催し、実行委が主管。2003年の初開催から通算16回目、19年以来5年ぶりの実施となった。
花婿は同市字沢の会社員三浦隆史さん(32)、花嫁は個人事業主有華さん(36)。
両家の親族や実行委員、協力団体など合わせて約100人が三浦さん夫婦を中心に和装で列を成し、長持ち唄が流れる中、ゆっくりと歩を進めた。
黒振り袖姿の有華さんは彩り鮮やかな装束が飾られた白馬に乗り、そのそばを紋付き羽織はかま姿の隆史さんが寄り添うようにして歩いた。名勝天然記念物・厳美渓の付近とあって地域住民や観光客の注目を集め、沿道から「きれい」「おめでとう」と祝福の声が上がった。
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