江刺に東北第3工場 半導体関連部品製造・ミラプロ 奥州市と立地協定
半導体関連部品メーカー、ミラプロ(本社山梨県北杜市、資本金9750万円、津金洋之代表取締役社長)は、奥州市江刺岩谷堂の工業団地・江刺フロンティアパーク2への進出が決まり31日、同市と企業立地協定を締結した。同社として同市江刺で3カ所目の生産工場。半導体製造に必要な真空配管の設計・製造などを行い、半導体関連の需要増に対応する。2025年5月着工、26年1月操業を予定し、地元から約40人の雇用を見込んでいる。
同社として東北地方最大規模の生産拠点となる東北工場と東北第2工場を23年7月から稼働している。主に半導体製造装置向け真空関連部品の設計・製造を東北工場で、真空配管の溶接などを東北第2工場で行っている。
今回新たに同パーク2の分譲地1万6117平方メートルを取得し、鉄骨造り平屋建て約18000平方メートルの仮称・東北第3工場を建設する。完成後は工場拡張を目指し、建設費と機械設備費などに約15億円を投じる計画。工場内にレーザー加工機やロボット溶接機などを導入し、真空配管の溶接の自動化による増産を図る。製造品は大手半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンを中心に供給する。
この記事の詳報を岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。