奥州・金ケ崎

継承、発展 誓い新た 川西大念仏剣舞、記念行事 重文指定30周年・ユネスコ登録【奥州】

伝統の舞を披露する川西大念仏剣舞保存会のメンバー

 奥州市の川西大念仏剣舞保存会(菅原賢一会長)は8日、国重要無形文化財指定30周年と国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録の記念行事を同市衣川の衣里地区センターで開いた。会員が伝統ある剣舞を地域住民らに披露し、継承とさらなる発展を誓い合った。

 会員や地域住民、中尊寺(平泉町)などの関係者と来賓合わせて50人が出席。庭元を務める佐藤円治さん(75)が「藤原清衡にゆかりのある伝統ある舞が900年続き、現在まで継承してきた祖先、関係者に感謝する。これからもつないでいくので皆さんの力添えを頂きたい」と式辞を述べた。

 猿や鬼の面、装束を身に着けた保存会員が「六人怒者(いかもの)」「魔王」「入剣舞」「押込(おっこみ)」の4演目を披露。菅原会長(71)らの太鼓や笛の音に合わせて堂々とした舞を繰り広げ、来場者から拍手が送られた。

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