花巻空港 施設、車両 脱炭素化 国交省 推進計画を認定【岩手】
国土交通省は17日、県が管理する花巻空港の脱炭素化推進計画を認定した。県は、滑走路や旅客ターミナルビル、空港車両などを対象に省エネや二酸化炭素(CO2)排出削減を進め、2030年度に温室効果ガスの排出量を13年度比で60%削減、50年度に実質排出ゼロ(カーボンニュートラル)を目指す。認定は地方自治体が管理する空港としては東北で初。
空港脱炭素化は、航空機以外の空港の建築施設すべてが対象。計画によると、施設の照明や航空灯火の発光ダイオード(LED)化、旅客ターミナルビルへの高効率な空調設備の導入の検討など省エネルギーに取り組むほか、再生可能エネルギー電力利用を推進する。
省エネに加え、空港車両の電気自動車(EV)・燃料電池自動車(FCV)化、太陽光発電設備などの導入にも取り組む。太陽光発電設備で発電した電力については、災害時の避難所など空港周辺地域への供給も検討する。
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