一関・平泉

地獄谷付近に警報装置 26年度全面再開目指す 栗駒山須川コース【一関】

 栗駒山火山防災協議会の火山ガス対策専門部会(部会長・土井宣夫元岩手大教授)は19日、盛岡市内で開かれ、須川コースについて2025年度に昭和湖付近に迂回(うかい)路を整備し、地獄谷付近に警報装置を設置するなど安全対策を講じた上で、26年度の全面通行再開を目指す方針を確認した。

 会議にはウェブを含め委員13人が出席。24年度は7月に地獄谷付近で火山ガス濃度の新基準が設定され、8月~10月中旬のうち約4割に当たる約32日間はガス濃度が基準を超過し、通行止めとなったことが報告された。

 来年度は、今年度と同様の基準で通行の可否を判断するほか、迂回路の整備やガス濃度が高くなった場合に登山者に注意喚起する赤色回転灯を設置する方針。26年度からは地獄谷付近の火山ガス濃度が一時的に80ppmを超えた場合に赤色回転灯で警告する措置を取ることを決めた。

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