歓声響かせ顔に墨 三熊野神社 健康祈りカラスの小正月 花巻・東和
花巻市東和町北成島の三熊野神社(伊藤幸夫宮司)で13日、顔に墨を塗り合う小正月行事「カラスの小正月」が行われた。地元の子どもたちやその保護者らが顔を真っ黒にして、境内に歓声を響かせ、今年一年の健康と無事を祈った。
北成島と南成島両子供会の小学1~6年生とその保護者ら約20人が参加。年頭祈願に続き、正月のしめ飾りや古いお守りなどに火を入れる「どんと祭」の後、墨筆を手にした参加者がこっそりと近づいて墨の塗り合いが始まった。
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momottoメモ
カラスの小正月は、同社の神紋「二羽烏(からす)」に由来する行事で、古くから伝わる魔よけの風習。戦後に途絶えた時期もあったものの住民有志によって復活し、どんと祭に合わせて行われている。