「天下の奇祭」PR 大東大原水かけ祭り 市バスに裸男描く【一関】
一関市は、市役所大東支所が所有するバスに同市を代表する冬の祭り「一関市・大東大原水かけ祭り」のPRデザインをラッピングした。清め水を浴びながら通りを駆け抜ける裸男のイラストなどを施したデザインで、県内外を走り回り、「天下の奇祭」を宣伝する。
市はラッピングに先立ち、2024年8月20日から9月30日にかけて大東地域の住民などを対象に「これぞ大東!」と考える名所や名物、行事などを募集。14人から21票のデザインなどの投稿があり、昨年11月に開いた支所選考会で最多の4票が集まった水かけ祭りのデザインを選定した。
PRデザインは24年度地域おこし事業(元気な地域づくり事業分)を活用し、バスの左右両側と後方に施した。左右は清め水を浴びながら集団で走る裸男のイラストに「毎年2月11日」「岩手県一関市・大東大原」「天下の奇祭」「岩手県指定無形民俗文化財」の文字を入れ、後方には祭りのキャラクター「裸のだいちゃん」「加勢人かっちゃん」のイラストを配置した。
バスは地域住民が移動研修などの際に使用する。市内をはじめ、県内外を運行する機会があることから同支所地域振興課は「バス利用者はもちろん、県内外の多くの人に水かけ祭りや大東地域について認識を広めることができると思う」と効果に期待している。
今年で367年目となる一関市・大東大原水かけ祭りは、2月11日に同市大東町大原の大原商店街で開催される。
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