利用者ニーズ把握へ メイプル活用事業 1階を無償貸し出し イベントや飲食販売試行 奥州
奥州市水沢字横町の旧商業施設メイプル東館1階で25日、イベント開催や飲食などの販売を行うトライアル活用事業が始まった。建物を所有する市が1階フロアを事業者らに無償で貸し出し、イベントの開催などを通して、メイプル再生に向けたマーケティングや利用者のニーズ把握などに役立てる。3月末まで試行。【13面に関連】
メイプル再生は、同市の長中期的まちづくりの指針「未来羅針盤図」に示された水沢市街地エリアプロジェクトの一環。建物(地上4階、地下1階)をにぎわいづくり拠点と位置付け、リニューアルの準備を進めており、2024年度にはメイプルの資産価値を高め将来的に民間譲渡するためのアセットマネジメント(施設運用)プランを策定した。
市では各フロアを巡って歩けるようなテナントの配置と人の流れを生み出す魅力を備えた建物への再生を目指している。
建物は計画的に改修する予定で、体験型施設やイベントスペースを備えた1階と、食が中心の4階を先行オープンさせ、新たな人の流れをつくるところから始めたい考え。
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momottoメモ
イベントは今後、2月22~24日に木育ひろばとおもちゃの病院、3月1、2日にくくり雛(びな)まつりが開かれる。市では開催日に飲食物などを販売する事業者を募っている。出店無料。