片手まひリハビリ支援 東北医工 支援ロボット開発【岩手】
医療機器の製造、販売を手掛ける盛岡市の東北医工(大関一陽代表取締役)は、脳疾患などで片方の手と指にまひがある患者向けのリハビリ支援ロボット「ウーベルト」を開発した。動かせる方の手の動きをロボットを通じてまひの残る手に伝える訓練を続けることで、関節可動域の改善が期待できるという。3月3日に発売予定。
ウーベルト(フランス語で“開く”を意味)は、左右一対の連動するハンドルに両手を固定して使用。健常な方の手の動きが、もう片方のハンドルに伝わって同じ動きを手助けするとともに、モニターで両手が動く様子を見ることで脳神経を活性化し、まひした手と指の回復につなげる。
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momottoメモ
岩手大と産業用コンピュータ開発のピーアンドエーテクノロジーズ(盛岡市)、ソフトウェア開発のホロニック・システムズ(紫波町)が2013年に共同で開発に着手。2社が23年に東北医工を設立。25年1月に厚生労働省から製造販売承認を取得した。