冬場の備え 大切さ学ぶ 自主防災研修会【花巻】
花巻市の自主防災研修会は26日、同市若葉町の市文化会館で開かれた。弘前医療福祉大短期大学部講師で県地域防災サポーターの荒谷雄幸さん(63)が災害現場の教訓を踏まえて冬場の防災などをテーマに講演し、市内の自主防災組織の代表者ら約230人が備えの大切さについて考えた。
荒谷さんは1979年から二戸地区広域行政事務組合消防本部に所属して救急救命士を務め、2011年の東日本大震災や16年の岩泉町の台風被害などで救助・救出活動に従事した。
講演では、雪道の避難や低体温症、避難所運営について説明。雪道を歩行するのは夏場に比べて1.4倍の時間がかかり、防寒着を着る時間なども必要となることを指摘したほか、低体温症の対処では加温が最も大切で、ぬれた服を着替えさせ、湯たんぽなどで体の中心部分から温めていくことなどを呼び掛けた。
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