絵画や遺品31点公開 佐々木作品展示替え めんこい美術館・奥州
奥州市水沢佐倉河のめんこい美術館は、同市水沢黒石町出身の画家佐々木精治郎(1885~1971年)の作品を集めた常設展の展示替えを行った。昨春に閉校した市立黒石小学校で所蔵していた「正法寺」「藤橋」など4点と、個人から寄贈を受けて初公開となる「バラ」をはじめ、佐々木の家族や黒石町の風景をテーマにした絵画、遺品など、計31点を無料で公開している。
佐々木は農家の次男として生まれ、1905(明治38)年に県立盛岡農学校を卒業後に渡米。農作業や皿洗いなどで学費を稼ぎ、米ロサンゼルスとニューヨークの美術学校で絵を学んだ。19(大正8)年に帰国後に名声を博し、27(昭和2)年に渡仏。30(同5)年に帰国後、岩手美術連盟の結成などに尽力した。
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momottoメモ
開館時間は午前9時から午後5時まで。入館無料。火曜休館。