花巻

食料品高齢者の元へ 移動スーパー再開 花巻・東部エリア

マイヤが30日に運用を開始した移動スーパーとくし丸
移動スーパーとくし丸の出発を祝いテープカットする関係者

 県内を中心に食品スーパーを展開するマイヤ(本社大船渡市、井原良幸代表取締役社長)は30日、花巻市の東部エリアで移動販売車「とくし丸」の運用を始めた。既存スーパーの閉店で休止していた移動販売を引き継ぐ形で2台を運行。高齢などを理由に買い物が困難な地域の個人宅に出向き、買い物支援や見守りにつなげる。

 とくし丸は、徳島市発祥の移動スーパーで、全国140社の地域スーパーと業務提携し、約1200台の移動販売車を展開している。花巻市内のJR東北線より東側のエリアでは提携していた既存スーパーの閉店に伴い昨年12月末で休止。継続を望む市民の声を受け、同市のアルテマルカン桜台店の食料品部門を運営するマイヤが販売コースを引き継ぐことになった。

 市役所で行われた出発式にはマイヤ、とくし丸、マルカン、市の関係者ら約20人が出席。テープカットをして移動スーパーの再開を祝った。

momottoメモ

とくし丸は、冷蔵機能を備えた軽トラックに青果、精肉、鮮魚、刺身、総菜、日用品など400品目、1200点を積み込んで販売。毎週月曜から金曜までの午前10時~午後4時に、1号車は同市浅沢、石鳥谷町、東町、高木、高松、東和町北川目・前田など、2号車は東和町土沢・谷内・田瀬、北上市更木・平沢などの方面を巡る。店長経験のあるマイヤ従業員2人が運行を担う。

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