奥州・金ケ崎

75歳以上市民も半額 奥州 市営バス運賃を割引

 奥州市は、1日から75歳以上の市民を対象に市営バスなどの運賃を半額にする。高齢者が通院や買い物などで移動する際の負担軽減が狙い。利用する際に本人確認できる後期高齢者医療保険証などを提示すれば割引が適用される。

 市は既に、小学生と障害者、運転免許証返納者(運転経歴証明書の交付日から3年以内)の運賃を半額にしている。今回は、前沢地域で運行されている地区内交通「前沢ハートバス」が3日から人工知能(AI)デマンドシステムに変更されて運賃を見直すのに合わせ、75歳以上に対象を広げる。

 割引が適用されるのは▽水沢コミュニティバス(Zバス)4路線▽江刺地域を走る市営バス6路線▽衣川コミュニティバス(衣里線)▽廃止路線代替バスの水沢金ケ崎線▽前沢ハートバスと、黒沢、稲瀬、梁川、伊手、広瀬、田原、胆沢、衣川の各地区内交通―で、利用者はマイナンバーカードや介護保険者証など住所や年齢が確認できる書類を提示する。

 県交通が運行する水岩線、水沢前沢線、一関前沢線、胆沢水沢線は対象外。ただし胆沢水沢線は、運行事業者が市内の民間事業者に変わる4月から割引が適用される。

 割引運賃を適用することによる収入の減額分については、市が事業者や委託する運行主体に対し補助金を給付する。2025年度の事業費(負担分)は約850万円を見込んでいる。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2025年2月17日付
奥州・金ケ崎
2025年2月17日付
奥州・金ケ崎
2025年2月17日付
奥州・金ケ崎
2025年2月17日付