長編小説2タイトル! 毎日「柩の狩人」、土曜「未だ本能寺にあり」
岩手日日新聞では、人気作家2人による長編小説をお読みいただけます。2024年7月から毎日連載してきた「柩(ひつぎ)の狩人」に加え、2025年2月から「未(いま)だ本能寺にあり」を毎週土曜日に掲載。「より広く、楽しく、読みやすく」をモットーにお届けする岩手日日の新企画をお楽しみください。電子新聞momottoでもご覧いただけます。
大沢在昌さん・作 河野治彦さん・画
中年太りの切れ者刑事と女性探偵がタッグを組み、新宿で起きた老朽ビル崩落事故の死者の謎に迫るミステリーです。シリーズ過去作を未読でも楽しめる、独立した物語を展開します。
作者略歴 大沢在昌(おおさわ・ありまさ)1956年愛知県生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞してデビュー。91年「新宿鮫」で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年「無間人形 新宿鮫4」で直木賞、2014年「海と月の迷路」で吉川英治文学賞受賞、ほか受賞作多数。22年には紫綬褒章受章。近著に「晩秋行」「黒石 新宿鮫12」など。
今村翔吾さん・作 木村浩之さん・画
本能寺の変の後、秀吉は抜群の記憶力を持つ若武者・駒井重勝に重要な任務を与えます。信長の遺体の所在を突き止めよ―。まったく新しい歴史ミステリーです。
作者略歴 今村翔吾(いまむら・しょうご)1984年京都府生まれ。2017年「火喰鳥(ひくいどり) 羽州ぼろ鳶(とび)組」でデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。20年「八本目の槍」で吉川英治文学新人賞受賞。22年「塞王(さいおう)の楯(たて)」で直木賞受賞。