地元企業 選択肢に 高校2年生向け説明会 58社参加 一関職安・未来さがしプロジェクト
2026年春に卒業予定の高校生に就職への意識を高めてもらおうと、企業説明会「未来さがしプロジェクト」(一関公共職業安定所主催)は27日、一関市狐禅寺の一関ヒロセユードームで開かれた。市内8校の2年生約350人が参加。3年生になるのを前に、市内58社の採用担当者や若手従業員から地元企業の魅力や仕事の働きがいなどについて聞き、進路選択の参考とした。
就職活動が本格化する前の段階で生徒の職業意識を醸成するため、15年度から毎年この時期に開催。前回までは新型コロナウイルス感染防止の観点もあって2部制としていたが、今回は一度に全事業所が参加して行われた。
人手不足を背景に、毎回多くの事業所が参加を希望。ある製造業の担当は若手人材の確保の難しさを示しながら「今の若い世代は休みがしっかり取れることや残業がないことなどを重視している。進路決定には保護者の意見も大きい」と語り、工夫を凝らしたアピール策の重要性を明かした。
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