障害者アート彩るピアノの音色 イオンSC一関店に市設置
一関市は1日、同市狐禅寺のイオンスーパーセンター(SC)一関店にストリートピアノを常設し、お披露目した。「ぽけっとの会」の障害を持つ子どもたちが描いた絵をデザインし、誰もがその人らしく生きていける地域共生社会の実現に願いを込めている。同日の設置イベントでは、早速演奏者がそれぞれの音色を響かせた。
市は文化芸術を通じた交流などで誰もが障害の有無に関わらず多様性を発揮し、相互に尊重し交流し合えるよう、障害のある人たちのアートの活用や公開を進めている。
ストリートピアノはその一環で、同店の協力を得てフードコートに設置した。装飾には、同市と奥州市の重い障害を持つ子どもと家族でつくる同会が描き、これまでもオリジナルのコースターに盛り込むなど活動に使用してきた絵を活用。障害のある人の作品を中心に公開してきたるんびにい美術館(花巻市)の協力も得て、2023年3月に閉校した新沼小学校(一関市藤沢町)のアップライトピアノをラッピングした。
この記事の詳報を岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。