一関・平泉

大人と多くの接点を 総探プログラム 地域連携委員 独自に民間21人登録 千厩高校【一関】

総探プログラム協力メンバーの遠藤さん(左)から撮影指導を受ける千厩高写真部員

 一関市千厩町の県立千厩高校(熊谷道仁校長、生徒458人)は2024年度、地域で活躍している民間の21人を「総探プログラム協力」の地域連携委員として独自に登録した。総合的な探究の授業の外部講師や、ノウハウ・資器材を生かした学校行事への協力などを依頼。地域の大人に接することで生徒の将来の参考にしてもらうとともに、学校を地域のつながりを広げる拠点とするなど、校内外への好影響を見込んでいる。

 県内の多くの高校で定員割れする中、志願者獲得に向けた魅力化の取り組みの一環。メンバーは、同市千厩町を中心としたまちづくり団体や事業者の代表、地域活動の担い手、ユニークな経歴を持つ人ら。市千厩支所を通じてピックアップした。県教委が設置を定める学校運営協議会、高校魅力化推進コンソーシアムのメンバーと合わせて40人を地域連携委員とした。

 熊谷校長は「輝く大人の姿を見せれば、生徒たちに地域で暮らしていく具体的なイメージが湧く。民間・異業種との接点をつくりにくい教職員の刺激にもなるはず。学校を人と人をつなぐハブ(拠点)とし、ウインウインの関係を築きたい」と狙いを語る。これまでに、メンバーのキッチンカーが学校に出向いてクリスマスイベントを開くなどした。

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