真打ち4人会場沸かす きたかみ本牧亭20周年記念寄席
北上商店街連合会(阿部眞希男会長)が主催する「きたかみ本牧亭20周年記念寄席」は8日、北上市さくら通りのさくらホールfeat.ツガワで開かれた。今回は開設当初に若手として出演し、現在は真打ちに昇進した4人が来場者約460人を笑いの渦に巻き込み、きたかみ本牧亭寄席の節目を祝した。
中心商店街活性化、誘客につなげようと同連合会が事業主体となり2005年に空き店舗を活用し、寄席事業を始めた。若手の落語家、講談師を迎えて年に数回開き、間近に本物の落語と講談を楽しめる場として定着している。
今回は第1回(05年6月)の落語家林家きく磨さんと講談師宝井一凜さん、第2回(同8月)の落語家春風亭一之輔さん、講談師一龍斎貞橘さんが出演した。
このうち、春風亭一之輔さんは「明烏(あけがらす)」を披露。遊び人の男2人が、真面目で堅物な若旦那の時次郎を吉原へと連れて行くあらすじで、何も知らない時次郎と遊び人の愉快なやりとりを情感たっぷりに演じ、会場は笑い声に包まれていた。
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