奥州・金ケ崎

デザインから鋳造まで 置物、重り作り体験 水沢工高生【奥州】

鋳造体験教室で砂型作りに励む水沢工高の生徒

 県立水沢工業高校の生徒を対象とした鋳造体験教室(奥州市主催)は10日、同市水沢羽田町の市鋳物技術交流センターで開かれた。1年生8人がデザインした鉄製の置物などを作り、鋳物技術に理解を深めるとともにものづくりの楽しさを肌で感じ取った。

 高校生に鋳物製作を通じて同市のものづくり産業に興味を持ってもらおうと、同センター(吉田隆浩所長)の呼び掛けで初めて開かれた。同校の機械工作部7人、無線・情報部1人が参加した。

 同教室では、2月下旬に同校で三次元コンピューター利用設計(3DCAD)による鋳型モデルを作成。同センターの大田彩子副所長から指導を受けながら、生徒が六角形の置物や重りなどをデザインした。生徒が考えたデータは同センターの3Dプリンターで樹脂が作られた。

 10日の鋳物作りでは、生徒8人と同校の松川勇太実習教諭らが参加。生徒は樹脂を用い、デザインした通りの鋳物になるよう砂型作りに励んだ。鉄を砂型に流し込み、金属が固まった後に取り出した。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2025年3月27日付
奥州・金ケ崎
2025年3月27日付
奥州・金ケ崎
2025年3月27日付
奥州・金ケ崎
2025年3月27日付